今週末はどうなる

 例のプロ野球問題です。
昨日の交渉では進展があったらしく、来期からの新規参入の道が明るくなってきたようだ。しかし先週は新規参入についてNPB側と選手会側とはそんなに意見が違っていたとも思えない。最終的に「2005年」「最大限の努力」という言葉だけの相違だったと思う。プロ野球の新規加入については、「申請を受理した日から30日以内に申請事項に対する決定を通達しなければならない」と決まっているので既にライブトアの申請が受理された今となっては[2005年」というのは今週は既定路線化していて、争点にならなかっただけなのでは無いか。しかし、ライブドアが加入申請するのは目に見えていたので、選手会としても「2005年」に必要以上にこだわることは無かったと思えてしまう。そこまで考えが回らなかったとすれば非常に残念だし、交渉人としての力量も疑問符が付いてしまう。

 新規加入に関しては、新たな火種として本拠地問題が挙がってきたようだ。ライブドア楽天も仙台を拠点としたいようだが、球場はひとつなのでどちらか一方だけが仙台を拠点とすることになるだろう。地元は歓迎しつつも困惑しているのではないだろうか?興行的に考えてある程度の人口のある地区で野球の本拠地になっていないところといえば仙台が最有力なのは明らかなのだから仕方が無いのだろう。だた考えようによっては新規加入が2球団だとどうしても来期はどちらかのリーグが奇数球団になってしまう。もしこの問題で1球団に絞られればそれはそれで良いことではないだろうか。

 さて進展はしたものの、既定路線化した近鉄オリックスの合併に反対のファンもいるのではなかろうか?今後の交渉では選手会NBPも合併ありきで話が進んでいくだろうが、ここからは「ファンのため」ということではなく、「選手のため」の交渉になっていくような気がする。もし今週もストが行われるとしたら、今後はファンが納得するかどうかはわからない。個人的には野球ファンではないのでストになってくれると、野球中継が減ってとてもうれしいのだが。