勝手にDESTINY PLAN
機動戦士ガンダムSEED DESTINEYにて、プラント最高評議会議長の
ギルバート・デュランダルがもくろんでいる「DESTINY PLAN」を勝手に
予想してみようと思います。プラントと地球、コーディネーターと
ナチュラルの世界を統一した後に彼が夢見る世界とは何なのか?
●DESTINY(運命)
この計画の元の世界では、DESTINYとは「与えられた役割」です。
人は世界に与えられた役割に従い、自分の能力を発揮して
生きていくことだけが求められます。「自分に与えられた役割を
精一杯果たして満ち足りて生きるのが幸せ」という発言は
とても正しく聞こえますが、自分の定められた/与えられた運命に
のみ従わなければならない世界ということになります。
●DESTINYを受け入れないもの
DESTINYを受け入れない人間、疑いを持つ人間、余計なことを考える人間は
この世界では必要ありません。「余計なことを考えすぎるんだ」と
言われたアスラン・ザラのように抹殺の対象となります。
この世界ではMSパイロットは連合の生体CPUと同じ役割を求められる
ことになるのでしょう。
●DESTINYの設定
これは現在のところ、デュランダル議長の考える役割、
という側面が強いように思います。ただしデュランダル議長が
遺伝子解析の専門家であること、そしてメンデル勤務時代に
この計画を考えたことから、DESTINYは遺伝子レベルで決定されて
いく方向を考えているのでしょう。
それを現段階ではレイやシンで試そうとしているフシがあります。
デュランダル議長の生きている間は、彼の意思が入る余地がありますが
その死後は機械的な管理システムが遺伝子的な情報に従い
全体最適のみを追求するDESTINYを与えていく可能性があります。
さらに生まれる前から求める世界に従うように遺伝子操作される
可能性すら考えられます。
さて余談ですが、シン最高の機体であるにインパルスが与えられたことから、
デュランダル議長はSEED発現の謎を解析済みの可能性があります。
前作ではSEEDに関してはマルキヨ導師とエリカ・シモンズのみが
わずかにでも語った人間でしたが、全容は不明のままでした。
今作ではデュランダル議長に、この謎をはっきりさせて欲しいと思います。
●ユニウス7落下及び対ロゴス
これはかなり妄想が入ってるかも。
デュランダル議長の「DESTINY PLAN」にとって最もやっかいな敵は
遥か過去から世界を操ってきた「ロゴス」でした。
現状では、デュランダル議長の権限の及ぶ範囲、
すなわちプラントの限られた人間にしかDESTINYを与えることは出来ません。
さらにプラント自体がロゴスの影響を受けないでいることは出来ない状態です。
そこでロゴスを地球もろとも排除するための作戦が
「ユニウス7の落下」という可能性があります。
この作戦が成功すればロゴスと遺伝子的に劣るナチュラルの一掃が達成でき、
仮に失敗しても対ロゴスで民衆をまとめるていくという2段構えの作戦
ということだったのではないでしょうか?
こうしてロゴスを討ち、世界を統一すれば、あとはデュランダル議長が
「DESTINY PLAN」を実行に移せば良いことになります。
またロゴス同様とは言わないまでも、世界にとって影響力の
大きいラクス・クラインやオーブもデュランダル議長には
自分に同調しない限り邪魔な存在でしかないのでしょう。
●今後(Phase40以降)の展開
さて今のところはデュランダル議長の思惑どおりに物事が進んで
いるように思われます。ジブリールがオーブに逃げ込んだことで
ログスとオーブを同時に葬る口実が出来てしまいました。
ヘブンズベース攻略軍が全てオーブに向かってくる可能性があります。
何せ全世界の平和の敵がオーブにいるのですから。
カガリ、キラ、アスランがMSで活躍してオーブを守るのは
容易に想像できますが、ここでシンがどうなっていくのかは
全然わかりませんねぇ。願わくば元上司だったアスランにシンを
ちゃんと説得して欲しいもんです。
死んだと思ったキラやアスランが生きていたとわかった時に
デュランダル議長がどういう反応を示すのかとても楽しみです。